Google検索 モバイルとデスクトップの違い

Google検索のモバイル版とデスクトップ版の16個の違いをまとめている記事があったので日本での状況もふまえて紹介します。

16 Differences Between Google Mobile & Desktop Search Results In 2012
http://searchengineland.com/16-differences-between-google-mobile-desktop-search-results-in-2012-130463

1. ローカル検索
地域系意図の検索で表示されるGoogleプレイスのリスティングは、時にはデスクトップ版よりもモバイル版でより上位に表示されます。またモバイル版では地域系の意図を持つドメインが表示される可能性も高くなります。

2. オートコンプリート機能
モバイルでは検索結果が表示される前に、通常のオートコンプリートの結果と共にアプリやウェブサイトに直接遷移するリンクが表示されます。

3. インタラクティブな結果
”天気”のような特定のクエリの場合には、検索結果にはよりインタラクティブな型式の検索結果が表示されます。

4. Androidユーザーは常にログイン状態
基本的にAndroidユーザーはログイン状態です。そのためモバイルではデスクトップに比べてパーソナライズされた検索結果が表示されることが多くなります。

5. バーティカル検索結果の表示位置
モバイルではローカル検索や画像検索などのバーティカル検索の結果が表示される位置がデスクトップと違っています。

6. フィルタの表示順序
画面上部にある各バーティカル検索のフィルタの順序が違います。モバイルでよく利用されるプレイスが2番目に来ています。

7. ランキングアルゴリズム
モバイルではアプリダウンロードのリンクがランキングされるなどデスクトップ版と違いがあります。

8. アプリダウンロードリンク
7番とも似ていますが、クエリに”APP”や”Download”などが含まれる場合にGoolgePlayまたはitunesのリンクが含まれることがあります。

9. CTRや直帰率
モバイルではCTRや直帰率が変化する可能性が高いです。これはランキングの違いや、タイトル、説明文などの文字数の違いなど、様々な要因が考えられます。

10. Knowledge Graphの表示方法
デスクトップ版ではKnowledge Graphの表示は右カラムでの表示ですが、モバイルでは検索結果に含まれて表示されます。
※Knowledge Graphは日本ではまだ表示されません

11. Knowledge Graphの有無
デスクトップ版でKnowledge Graphが表示されていてもモバイル版では表示されない場合もあります。
※Knowledge Graphは日本ではまだ表示されません

12. リダイレクト後のモバイルリンク表示
モバイル版サイトがある場合はデスクトップ版のURLがそのまま表示されるのではなく、リダイレクト後のモバイル版URLが表示されることがあります。

13. インスタントプレビュー
モバイル版サイトがある場合はデスクトップ版サイトがそのまま表示されるのではなく、モバイル版サイトのインスタントプレビューが表示されることがあります。

14. モバイルアイコン
テストで実施されていた内容ですが、モバイル版サイトの場合はモバイルアイコンが表示される場合があります。これは日本でもテストが確認されていました。

15. Google now
Android4.1(JerryBean)から導入されたGoogle nowでは、クエリを入れなくとも適切と思われる情報が表示されます。

16. Google Goggles
Google Gogglesではクエリをキーワード入力ではなく写真から判別して検索を行います。

この記事では16個の違いが紹介されていましたがもっとたくさん違いはありそうです。
また違いが確認できましたら紹介していきたいと思います。

Chrome for Android, iPhone のデフォルト検索エンジン変更方法

Chrome for Android, Chrome for iPhone のデフォルト検索は当然Googleですが、これをYahoo!などに変更することが可能です。

変更方法は、

  1. 設定画面を表示
  2. 検索エンジンの項目を選択
  3. Google, Yahoo!, Bing, goo の4つから選択

となります。

【Chrome for Android】

【Chrome for iPhone】

Chromeは使いたいけど検索はGoogle以外を使いたいという方は是非お試し下さい。

オリンピックで検索数が増加!モバイルでは10倍も

毎日オリンピックが熱いですね!
そんなオリンピックのおかげでモバイル(スマートフォン、タブレット)からのオリンピックに関する検索数が前週比で10倍になったという記事が出ていました。

Going for Mobile Gold: 10x increase in Olympics mobile searches globally
http://googlemobileads.blogspot.jp/2012/08/going-for-mobile-gold-10x-increase-in.html

やはりオリンピックの試合結果や選手などの情報を気になったらすぐに検索しているということだと思います。

また、開会式に登場したポールマッカートニーに関する検索数を調査したグラフがこちら。
スマートフォンのスパイクが一番大きいことがわかりますね。

もう一つ、このインフォグラフィックはオリンピックの最初の2日間で、スマートフォンやタブレットでの検索のうち、オリンピック関連の検索数の割合を表しています。
日本は55%と各国の中でも1番多い割合となっています。
日本は世界でもオリンピックが大好きな国ということでしょうか(^^)

各検索サイトではオリンピック関連の検索結果は特別な表示をしており非常に見やすいので、更に検索数が増加しているのかもしれませんね。
まだオリンピックは続きますので色々な情報を検索しながら楽しみましょう!

[TIPS] Chromeでスマホの画面解像度で表示する方法

GoogleChromeのUserAgent設定欄に画面解像度設定(Override device metrics)が追加されていました。
これでスマートフォンのUserAgentに変更した際に、画面サイズを自分で変えなくてもスマートフォンのような縦長の画面で確認することが出来るようになりました。
また、ボタン一つで縦横の数値を入れ替え出来ますので、スマートフォンを横にした時のランドスケープモードもすぐに確認できます。
ますます便利になりましたね。

Apple vs Google 主戦場はローカル検索

主戦場はローカル検索。

AppleはiOS6からGoogleMapを利用した地図アプリではなく、
独自の地図アプリをデフォルトアプリにすることを発表しました。

アップル – iOS 6 先行告知 – マップ

この地図アプリでは3Dマップなどが大きな注目を集めてますが
それよりもAppleが独自の地図にyelpなどの情報を統合し
ローカル検索を開始することが大きなトピックだと思います。

なぜこれが大きなトピックなのか?
今後、モバイル検索市場はPC検索市場を追い抜くと予測されています。
そのモバイル検索のなかでもローカル検索は大きな割合を占めています。

・地域情報を週に1回以上検索する割合:52%
・地域情報を毎日検索する割合:24%
Google Our Mobile Planet スマートフォン調査

これだけローカル検索の割合が多いということは、
それに合わせた広告市場の割合も多くということになります。

Googleもローカル検索の重要性は当初から分かっており、
様々な対応を行ってきています。
最近ではレビューサイトのZagatを買収してローカル検索を強化しています。

GoogleプレイスがGoogle+に統合 Zagat評価も追加 – ITmedia

また、Googleのモバイル検索の総売上の40%がiOSからという試算もあり、
Googleの中でもすでに大きな広告収益となっていると予測されます。

アップルの「iOS」グーグルのモバイル広告売上の40%に貢献 – CNET

Appleはユーザー体験としても重要で、かつ広告市場としても大きなローカル検索を
すべてGoogleに任せるのは問題があると考えたのは自然なことだと思います。

ジョブスはAndroidについて以下のように語っていました。


『我々は検索ビジネスに参入しなかった。
あちらが電話ビジネスに進出してきたのだ。
Googleは間違いなくiPhoneを潰したがっているが、
我々はそうはさせない。』

「邪悪にならないGoogle」は嘘、Adobeは怠慢 Jobs氏発言 « WIRED.jp

今度はAppleがローカル検索という形で検索ビジネスに参入してきました。

主戦場はローカル検索。

面白い状況になってきました。

[TIPS] Chromeでスマホのタッチイベントもエミュレート

いつのまにかGoogleChromeのUserAgent設定に「Emulate touch events」が追加されてました。
これを設定するとiPhoneなどのスマートフォンのタッチイベントをエミュレートしてくれるので、フリック操作をマウスで再現することも可能になります。
スマートフォンサイトを確認するのが更に便利になりましたね。

アプリへのカスタムサーチ広告導入で560%の収益増加

GoogleMobileAdsBlog(米国)にアプリのカスタムサーチ広告の導入事例で日本のQLifeが取り上げられていました。
なんとカスタムサーチ広告の導入で560%の収益増加があったとのことです。
やはりアプリであっても検索サービスには検索連動型広告が適切なようです。

QLife drives 560% revenue increase by monetizing their mobile app with search ads
http://googlemobileads.blogspot.jp/2012/06/qlife-drives-560-revenue-increase-by.html

Twitter検索のクエリ傾向

Twitterが検索について興味深いデータを公開しました。

Studying rapidly evolving user interests – Twitter Engineering Blog
http://engineering.twitter.com/2012/06/studying-rapidly-evolving-user.html

ツイートやリアルタイム検索のクエリに含まれる単語を調べると、
ある1時間または1日に最も頻繁に登場した単語は、
次の1時間または1日の内容とは大きく異なる傾向にあることがわかった。
この傾向はウェブ上の他のコンテンツと比べてかなり強い。

  • 2011年10月の全ての検索クエリを調べたところ、平均して、ある1時間に上位1000位に入った検索語の約17%が、次の1時間にはもはや1000位以内には存在しないということが分かった。
  • 時間単位ではなく1日単位で調べた場合、ある1日に上位1000位に入った検索語の約13%が、次の日には1000位以内には存在しないということが分かった。
  • 大きなイベントの間には検索クエリが急上昇する回数(クエリスパイク)が増加する。例えば、2011年10月5日にSteve Jobsが死去したニュースが出た際には、「steve jobs」という検索クエリがごくわずかな検索数から検索クエリ全体の15%へと急上昇した。これは検索されたクエリの6件に1件の割合だった。また、「apple」や「stay foolish」という関連クエリも急上昇している。

graph-apple-queries

また、ニューヨーク、イスタンブール、東京、サンパウロの4都市での1年および1日のTwitterの利用状況を調査したところ、東京のユーザーは主に夜にTwitterを利用する傾向があることが分かった。

sleeping_grid-miguel

Twitterのリアルタイム性が顕著に出ているデータで面白いですね。
ただ、東京では夜に利用が多いというは他のサービスでも同じような傾向なので、東京というか日本のネットユーザーの傾向だと思います。

Googleにスマートフォンサイトを認識させる最適な方法

GoogleがPCとスマートフォン向けの両方を持つサイトについて、
スマートフォン向けサイトをGoogleに適切に認識させる方法を発表しました。

Building Smartphone-Optimized Websites
https://developers.google.com/webmasters/smartphone-sites/details

対応方法の概要

  1. Responsive web design
    PC,スマートフォンに対して同じURL、同じHTMLを返す方法。
    各デバイスの画面表示はCSSメディアクエリによって変化。
    これがGoogleがもっとも推奨する方法。
  2. Dynamically serve
    PC,スマートフォンに対して同じURLだが、
    デバイスによって違うHTMLを返す方法。
    効率よくスマートフォンサイトが発見できるようにHTTPヘッダーを設定する。
  3. PC,スマートフォンの個別運用
    違うURLで個別に運用する方法。
    PCサイトに rel=”alternate”、スマートフォンサイトに rel=”canonical”を設定して
    2つのサイトの関係性を通知する。

Googleが Responsive web design をもっとも推奨する理由は以下のようになります。

  • 1つのURLでコンテンツを管理することにより、
    ユーザーがURLを共有することやコンテンツへのリンクなどが
    簡単に出来るようになります。
    また、Googleのアルゴリズムがそれぞれのコンテンツに
    インデックスプロパティを割り当てる助けにもなります。
  • リダイレクトが不要になりロード時間も軽減されます
    また、ユーザエージェントベースのリダイレクトはエラーが発生しやすくなり、
    サイトのユーザーエクスペリエンスを低下させる可能性があります。
  • サイト自体のリソースとGoogleクローラの両方のリソースを節約できます。
    Responsive web designのページでは
    異なるユーザーエージェントで複数回クロールする必要がなくなります。

どれも検索エンジン側から見れば妥当な理由ですね。

サイトオーナーから見た場合は、
Responsive web designはGoogleが推奨する方法の1つなので、
個々のサイトの内容やビジネス上の要件によって、
dynamically serveやURLの個別運用を選択すればよいかと思います。

Androidの遊び心(イースターエッグ)

最近Androidにもイースターエッグがあったのを知ったので紹介します。
ここで言うイースターエッグ(Easter Egg)とは開発者が遊び心で入れる
本来の機能とは無関係の機能です。

表示方法は、

1. Androidの設定画面を表示
2. 端末情報を表示
3. Androidバージョンの部分を連打

すると・・・。

各バージョンによってイースターエッグの内容は違うようです。
さすがGoogle。いつでも遊び心は忘れないですね。

一応すぐに見たい方のために動画もリンクしておきます。